2009年03月23日（月）
退
週末、大倉山の伊藤杯シーズンファイナルに行ってきました。
今季最後のジャンプ！
今季限りで引退する選手たちにとっては最後の大会で、お別れセレモニーも行われるこの大会。今年は女子ジャンプの先駆者、山田いずみ選手に注目が集まりました。これまで何度も現場でお会いし話を聞いてきた１人で、誠実でまじめな印象の選手でした。
２本目、優勝を決めた山田選手
優勝して引退なんて、まだまだできるのでは？と惜しい気持ちになります。選手として最後の取材をすると、スタート前はつい目がうるうるしてしまったそうですが、「最後まで選手でいたかったので集中できた」とのこと。
この心構えに、山田選手の性格と、女子ジャンプのパイオニアとしてやってきた強さの秘訣が詰まっているなと思い、とても納得できる一言でした。
「最後まで選手でいたかった」カッコ良い言葉ですね。
そしてもう１人、遠藤悠介選手。１７８ｃｍの長身を生かした大きなジャンプが魅力だっただけに残念です。チームに所属する部員は悠介選手１人だけでしたが、今春には４歳下の弟・秀治選手が入れ替わりで入社し、ジャンプを続けるそうです。悠介選手は「自分は紹介しただけですよ」と謙遜していましたが、きっとお兄さんの尽力もあったのだと思います。
貴重な遠藤４ショット（このうち兄弟なのは２人だけです）
ジャンプ界に４人もいた遠藤姓の選手が１人減ってしまうのも寂しい限り。お兄さんの思いも胸に、弟・秀治選手にがんばって欲しいものです。
