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きくちャンネル

2011年08月08日(月)

夏の甲子園、北海高校初戦

8月6日に始まった夏の甲子園!

昨日は南北海道代表の北海高校が、高知代表の明徳義塾と対戦しましたが、サヨナラ負けで初戦敗退となってしまいました。

終盤まで両チーム共に粘り強い野球で、接戦を繰り広げました。

私の北海高校の取材の中で思い出に残っているのは、3年生の玉木捕手との出会いです。

2年生の春、麻生球場で行われた春季札幌地区大会。彼の公式戦初ホームランを見ることができました。試合後に話を聞くと、ホームランを打ったことへの興奮が伝わってきました。2年生でレギュラーキャッチャー。一見すると順風に見えた高校野球生活でしたが、秋季大会から打撃不振に陥ります。

試合に勝っても打てない日々。彼の表情から笑顔が消えていきました。

3年生になって迎えた選抜甲子園でも、もがき苦しんでいました。

「バッティングが分からないです」

この言葉が強く印象に残っています。

自分が打てなくても、扇の要として投手陣を引っ張らなければいけない立場。

他人に決してわからない苦悩があったはずです。

その彼が、南北海道大会で打率4割を超える大活躍。そして、昨日の試合でもチーム初ヒットを放ちました。放送席でサブアナウンサーとして見ていて、思わずガッツポーズをしていました。

3年間の高校野球生活は終わってしまいましたが、大きな壁を乗り越えた彼は、次のステージでもきっと活躍してくれるはずです。応援しています。

 

明日は北北海道代表の白樺学園が、鳥取商業と対戦します。

HTBでは、明日も応援実況でお送りしますので、是非ご覧ください。