2013年03月12日(火)
あれから2年...
東日本大震災から2年が過ぎました。
「もう」なのか?「まだ」なのか?
人ぞれぞれの捉え方があると思いますが、私にとっては「まだ」です。
私の地元は、岩手県釜石市。
私を育ててくれた街はあっという間に姿を変えてしまいました。
生まれ育った家、よく遊んだ公園、恩師。
大切なものを奪い去っていきました。
港町・釜石にとって海は、「恵の海」として愛されてきました。
しかし、あの日を境に、素直に愛することはできなくなりました。
実際に津波を経験したわけではありませんが、正直私は海に行くのが怖いです。
また再び津波が襲ってくるのではないかという恐怖心と、
悲惨だったあの震災のことを思い出してしまうという恐ろしさに近い感情が芽生えるからです。
もう黒い海は見たくありません。
まだ2年。
今、私にできること。
震災を忘れないこと。
自分の家族を大切にすること。
釜石のこと、被災地のことをもっと多くの人に知ってもらうこと。
大きな力になれずとも、多くの人の役に立ちたいと思っています。