2018年11月07日(水)
胆振東部地震から2カ月
9月6日、最大震度7の地震に襲われた厚真町。
私は震災当日と翌日の2日間、厚真町の上空から状況をリポートしました。
あれから2か月が経ちました。
この吉野地区はまだ通行止めになっているものの、地割れが起きた道路は舗装され、
今月1日には仮設住宅への入居が始まりました。
一歩ずつ、復旧・復興が進んではいますが、
現地を訪れ、被災された方々の話を聞くと、
普段の生活を取り戻すまでにはかなりの時間がかかるということを強く感じました。
私が担当しているイチモニ!食のチカラは
「食べて応援北海道」をモットーにしています。
今回は、厚真町でお米を生産している方を取材させて頂きました。
カントリーサインを見ても分かる通り、
胆振の米どころとして知られている厚真町ですが、
大規模な土砂崩れが起き、亡くなられた方もいます。
土砂が田畑に流入し、収穫できなかった農家の方もいます。
吉野地区を始め、そういった場所が多くありました。
お世話になった農家の白石さんと酒井さんは厚真町で米作りに励んでいます。
苗を育てるためのビニールハウスがあった場所は、地震により地面が陥没。
現実的に、来年この場所で苗を育てることはできないだろうと話していました。
さらに、用水路が破損。
10年がかりで工事にあたり、今年4月に完成したばかりとのことでした。
余震の回数が少なくなってきている中、
「胆振東部地震は過去のもの」として捉えられがちですが、
決してそうではありません。
これまでのように普段の生活ができるようになって
初めて復興したと言えると思います。
10日(土)のイチモニ!食のチカラ(朝6時30分~8時)では、
厚真町の現状について、
さらに17日(土)の放送では、むかわ町の現状と、
この時期に旬を迎えるししゃもに注目します。
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