2019年03月11日(月)
東日本大震災から8年
2011年3月11日午後2時46分。
東日本大震災が発生し、私の故郷・岩手県釜石市を始め、
東北や北海道の沿岸部を津波が襲いました。
友達の家が黒い波に飲み込まれていく様子をテレビを通し何度も目にしましたが、
現実として受け入れることが出来ませんでした。
あれから8年。
東北だけでなく、熊本や大阪、そして北海道でも大きな地震が発生し、
多くの方が亡くなり、怪我をされました。
私たちHTBアナウンサーは、東日本大震災後、「防災・減災」について考えるイベント
「今、私たちにできること」を開催し、どんな備えをすれば良いのかを訴え、
道民の皆さんとともに考えてきました。
きょう3月11日、札幌の地下歩行空間で
「3.11 SAPPORO SYMPO」というイベントに参加し、
道庁の方と「私たちにできる減災」というテーマでお話させて頂きました。
その中で、実際に段ボールベッドの組み立て方や活用方法等を披露しましたが、
これが非常によく考えられた優れものなんです。
一つの大きな段ボールの中には小さな段ボールが4つ入っており、
その4つのスペースは収容に使えるようになっています。
災害時は避難所という限られたスペースに多くの方が避難してくるわけですから、
いかに空間を有効活用するかが求められます。
さらに体育館の床に直接背を付けて寝るより温かく、
仕切りがあることでプライバシーも守られます。
宮城県気仙沼市で被災した友人は、
「発生したのは2011年だけど、東日本大震災は今も続いている」
と話していました。
災害公営住宅や防潮堤、さらに原発の問題など、
まだまだ解決しなければいけないことは山積みです。
今、私たちにできることは何なのかを考え、
微力でも誰かの力になれるように活動していきたいと強く感じた一日でした。
月に一度、HTB1階エントランスで開催している「今、私たちにできること」、
今月は15日(金)午後1時から開催します。
今回は、東日本大震災について皆さんとともに考えたいと思います。
入場は無料です。是非お越しください。
【インスタグラムも更新中です】htb_kikuchitomohiro