2021年05月03日(月)
おうち時間を有意義に!
新型コロナの感染拡大が続き、
北海道では、きのう3日(月)に過去最多326人の感染を確認しました。
札幌市では不要不急の外出と往来の自粛が要請されており、
せっかくのゴールデンウィークもお出かけできない方も多いと思います。
あいにく雨予報の日も多いため、
よりいっそう気持ちが塞がりがちになりそうですが、
そんな方には是非『読書』をおススメします!
私は本を読むのが好きで、
寝る前や休みの日に本を読むことが多いのですが、
読書のいい所は、自宅にいながら、
いろんな世界を感じられるところです。
今回は、先月読んだ中で心に響いた2冊をご紹介します。
●第164回直木賞受賞作『心淋し川』
北海道池田町出身の西條奈加さんの歴史小説。
人生に行き詰まりを感じながら、古びた長屋で暮らす人々の様子に、
今も昔も変わらない普遍的なものを感じました。
生きる喜びを感じつつも、どこかに悲しみが垣間見える登場人物たち。
「生きる」ということについて考えさせられました。
●『津波の霊たち 3・11 死と生の物語』
ジャーナリストのリチャード・ロイド・パリーさんが
外国人の視点で東日本大震災を取材しました。
児童74人が亡くなった宮城県の大川小学校で起きた事故について
家族や住民に話を聞き、地震発生から津波が押し寄せるまでに
何が起きていたのか、なぜ津波に飲み込まれなければいけなかったのか。
これまで知ることのなかった人々の想いを感じました。
東日本大震災から10年、
北海道でもいつ大きな地震が起きるか分からない状況です。
災害が発生した場合に、どう行動するか。
大切な命とどう向き合うのか。
真剣に考える時間になりました。
新型コロナが蔓延し、我慢を強いられる生活が続いています。
日々のストレスから、心のバランスが崩れたり、
体調を崩してしまうこともあります。
そうならないために、一日のうちの少しの間だけでもコロナを忘れて、
思索にふけるのはどうでしょうか。