2009年04月24日(金)
○○容疑者
昨日の朝は、TVから突然「SMAPの草なぎ剛容疑者が・・」と流れてきて
「は・・・?容疑者!? いま、容疑者って言った?」と
泡のついたスポンジを片手に、TVの前に走ってしまった。
「SMAPの草なぎくん」から
「SMAPの草なぎ容疑者」と呼ばれる。
この響きの差の、いかに大きなことか。
容疑者という用語。
メディアでは「被疑者」の意で使われています。
逮捕された、または指名手配などされた場合は「容疑者」
起訴されると「被告」となります。
20年くらい前までは、ニュースの中では
逮捕された人の名は、呼び捨てでした。
しかし、逮捕された段階では、まだ有罪と確定しているわけではないので
呼び捨ては人権上問題ありという考えから、
名前の後に「容疑者」と呼称をつけることにしたのです。
しかし、私が、今回の「草なぎ容疑者」という言葉に、反応したように、
「容疑者」と連呼することで、有罪確定前に犯罪者であるというイメージを
増幅させる印象もあります。
最近では、容疑者に
「元社長」など職業の肩書きをつけるような事もあります。
それにしても、SMAPの「草なぎくん」。
(ここでは敢えて「くん」と呼ばせて下さい。)
家宅捜索という続報が流れたときは
まさか・・・と相当ドキドキしましたが
何も見つからず、安堵しました。
償うことは償って、少し、心と体を休養して、また仕事に復帰されたときには、
あたたかく迎えてあげたい。
今回のニュース、私はそんな風にうけとめています。