2009年06月10日(水)
あのあと、どうしたんだろ。
どうしても気になることがある。
先日、街を歩いていたら、私の前をスーッと走る、自転車の女性。
ハンドルに、大きな2つの買い物袋をさげていて、
何気なーく、ふと目をやると
2つの袋、ぜーーーんぶ・・・もやしだった。
んんっ!?と目を疑って、もう一度しっかり凝視してみた。
が、やっぱり全部が・・・もやしだったのだ。
1つの買い物袋に、おそらく20袋以上のもやし。
それが、もう1つあるわけだから
最低でも、40袋のもやしをさげていたことになる。
さて、考えてみよう。
袋の中には、ニンジンとか他の野菜は1つもなく、全てもやしなのだ。
これから、もやしパーティでも開くのか。
いや、きっと何かの罰ゲームで
毎日、もやししか食べちゃいけないのだ。
彼女は、憂鬱な気持ちで、もやしをお店で買い占めたのかもしれない。
それとも、もしかしたら研究者なのかもしれない。
あのもやしから、もやしエキスを抽出して
もやし美容液を作るつもりなのかも。
いや違う、実はもやし星人で、地球のもやしというもやしを
食べつくすつもりなのかもしれない。
考えがまとまらないうちに、信号が変わって
彼女は颯爽と自転車をこいで、去って行った。
私の頭は、初夏の雲のごとく、もやし色に染まったのだった。