2008年11月07日(金)
先生
数日前に取材で行った場所は、札幌市内にある山の中。
かなり吹雪いていました…
今くらいの、少し寒くなってきた時期、だったでしょうか。
学校が大好きだった私が、中学時代、
どうしても教室に行きたくない日がありました。
登校しても、校門にある木のしげみにこっそり隠れていて、
結局、保健室の先生が、丸一日保健室に居させてくれました。
俵万智さんの「チョコレート革命」を貸してくれて、
先生が席をはずしていた時間はずっとこの本を読んで過ごしました。
今、どうしてるかな。せんせ。
「先生」に対する見方が変わったのは、社会人になった頃からです。
語弊があるかもしれませんが、
「先生も一人の人間」と思えるようになりました。
なんと言うか、言葉にしづらいのですが、
以前は、先生は先生、といった絶対的な感じ。
何となく伝わりますか・・・?
それが、お世話になってきた先生達の当時の年齢に
近くなってきたからか、変化してきました。
今までお世話になった先生は、
私にとってずっと恩師であることには変わりありませんが。
最近お気に入りの一冊
この本には、卒業して何年も経ってから再会した先生と生徒、
それぞれの視点から当時と現在の両方が描かれています。
学校を中退して病気にかかり、病院で再会した人、
上京して、ふとしたきっかけから帰省して再会した人、など、
先生と生徒の色んな関係が描かれていて、
涙がぽろぽろこぼれてくる感動の短編集です。
あぁ…色んな先生に会いたくなっちゃいました。