2010年12月13日(月)
あつい
師走の恒例、今年の漢字が発表されました。
"暑"
文字通り、今年の夏はいつもより暑かったですもんね。
北海道でも、扇風機やクーラーがかなり売れたほどです。
そして、週末はこの話題で"熱"気に包まれました。
もちろん! ストックホルムで行われた、ノーベル賞授賞式です。
ノーベル化学賞を受賞した、鈴木章さんと、根岸英一さん。
本当に、おめでとうございます。
好きな言葉は「精進・努力」という北大名誉教授の鈴木さんは、
「教科書に載るような成果を」と、
アメリカの大学で研究を重ねたそうです。
授賞式前日には、鈴木さんの80年間の軌跡を追った
VTRのナレーションを読ませていただいたんですが、
読みながら色んな感情がわき出てきて、抑制するのに必死でした。
一言一言が、ズシーンと、心のど真ん中に響き渡りました。
中でもこのように語っていたのがとても印象に残っています。
「希望や理想というのは、
他から与えられるものではなく、自分でつくりだすもの。
そういうことを若い人たちに理解していただきたい。」
目線はまっすぐ一点を見つめ、
言葉を選ぶように話すその口調は穏やかでした。
思わず、目頭と胸が"あつく"なりました。