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めぐみ横丁

2011年06月14日(火)

ザンシンな舞台 

朗読活劇 Recita Calda『沖田総司』 

先日、東京都内に、
"斬新な舞台"を観に行ってきました。 


主役は、女形などで知られる、早乙女太一さん。
平成生まれ、19歳の彼が演じたのは、
幕末に京都で活躍した新撰組の1人で
剣技がずば抜けていたと言われる、沖田総司です。

三好徹さんの「六月は真紅の薔薇 沖田総司」が原作で、
剣士として、志高く、濃い人生を生き抜き
20代という若さで亡くなった彼の生涯を描いた作品です。

生きることとは。 濃い人生を駆け抜けるには。

こんなことを考えさせてくれます。


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読んでから舞台を観ました♪

さて、冒頭で、"斬新な舞台"と書きましたが、
どこがザンシンなのかといいますと・・・

まず、ジャンルが、
イタリア語で"熱い朗読"を意味する"朗読活劇"。
語りとお芝居、そこに音楽が織りなした舞台のことです。

琴や三味線の生演奏をバックに、
沖田総司が殺陣を披露したかと思えば、すぐに語りが始まる。
何度も観客のいる通路を通ってくれたので
表情を間近ではっきりと見ることができました。


そしてもう一つ斬新だったポイント。
それは、会場となったのが、お寺の境内だということ!

なかなかないですよね?! 

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東京・築地本願寺

梅雨の時期でしたが運よく快晴♪
物語が進むにつれて、明るかった空が徐々に暗くなっていき、 
クライマックスの頃にはすでに真っ暗でした。
ときおり吹く風も、
舞台の演出のように感じられたんです。

 

刻一刻と変わる空模様。
そんな中、お寺で繰り広げられる朗読活劇。
一瞬一瞬が、その時しか見られない場面でした。

 

その空間が、とっても居心地良かった。