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めぐみ横丁

2011年10月24日(月)

日日是好日 Ⅱ

わたくし、この秋から、茶道をはじめました。

26の手習いです。

きっかけは、ひょんな偶然が重なってのことでした。 

 

2か月前に放送されたバラエティー番組でのこと。

私が飲食店の店員さんに扮して
暖簾をくぐり挨拶するシーンがあったんですが、
オンエアを見ると、ドンっと、
暖簾を手で勢い良く押している姿が目に飛び込んできました。

そこには繊細さのかけらもありません。 

 

無意識の時こそ、自然と美しい所作が出るようになりたい

強い想いが芽生えました。

 

 

 

こんな風に考えていた矢先、

年上の素敵な女性と一緒とランチをしました。

 

彼女は、背筋がいつもピンと伸びていて
指先まで神経が行き届き、所作がきれい。

歩くのも食べるのも、何をするにも絵になり、話も面白い。


まさに"凛としている"という言葉がピッタリです。

 

何かしているんですか? 

思い切って聞くと、

数年前に始めた茶道が、今も役立っている、との答えが。

 

この話を聞き、体中に電気が走ったかのようにビビッと来たんですね。

すぐに、茶道のお稽古に申し込みました。 

 


まだ始めたばかりではありますが、
季節の移り変わりをより強く感じるようになったし、
背筋も常にピンとするように心がけるようになったし、
今のところ、いいことづくめです。

初めてのお稽古で言われたことは、

茶道とは、
"心の鍛錬" だということ。
"自分の内面と向き合い、お茶をたて、相手をもてなす" こと。

作法を学ぶだけではありません。

 

それに、男女合わせて10名ほどの受講生がいて、20代は私だけ。

職業も、お寺の住職さんや、大学の先生など様々です。

そんな人生の先輩方と接する貴重な機会でもあります。 

 

未だに、正座すればすぐに痺れるし、
教えてもらった作法もなかなか覚えられないけれど、

お茶の世界から生まれた「一期一会」の精神を大切に、
しっかりと心を鍛えていきたいと思っています。 

 


凛とした、素敵な女性を目指して。 

 

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焦らず、じっくり、がんばります。