2011年10月25日(火)
舞台鑑賞が好きな理由
誤解を恐れずに言えば。
ミュージカルやお芝居など、舞台で一番好きな場面は、
物語が終わってどんちょうが降り、
また上がった後の、あの空気感です。
汗をにじませ、肩で息をしながら充実の表情を滲ませるキャスト
その熱を何倍も大きく感じさせる
泉のように次から次への沸き上がるお客さんの拍手
ひとつの空間に、色んな人の、色んな感情が集まり、
それが掛け合わされ、あんなにプラスのエネルギーに満ちる瞬間は、
中々味わえないんないんじゃないかと思うのです。
現在、一部の映画館で、一週間限定で公開されている
オペラ座の怪人 25周年記念 を観た時も、
その空気感を味わうことができました。
およそ3時間の長丁場!
怪人風・・・(^^;)
この作品は、ロンドンでの記念ミュージカルを収録したものです。
スクリーンを通してではありますが、
舞台観客の1人になったかのような気持ちで見入っていました。
25周年にふさわしい、豪華絢爛なセットに、
つややかで、のびのある、耳に残るような歌声が響き渡ります。
物語が終わり、再びどんちょうが上がる場面になると、
映画館にいるのにもかかわらず、
スクリーンの向こうの人たちと一緒になって拍手してしまいました。
周りを見回すと、私と同じように、
少し小さめの拍手している人がたくさんいました。
今、この場所で、この瞬間だけ味わえる、高揚感・・・
だから、私は、舞台を観るのが好きなんだと思います。