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めぐみ横丁

2013年07月05日(金)

立川志の輔さん 

 

今年も行けましたっ 

落語家・立川志の輔さんの、札幌での独演会。  

去年はじめて聴いた時、

しばらく放心状態になってしまったほど笑い転げたものですから

またどうしても行きたいと思っていたのです。   

 

演目は、2つ。 

新作落語で抱腹絶倒し、

15分間の仲入り。 (この間も余韻で泣き笑い)

そして、夏に聴きたくなる古典落語「死神」。 

会場の空気感ががらりと変わります。  

 

この「死神」という作品は、

サゲ(落語でオチのこと)が、演者によって変わるのが特徴です。  

ストーリーの起承転結の「結」の描き方が、人によって違う。     

 

志の輔さんの落語を頭の中で想像すると、

くっきりはっきり、絵が浮かび上がってきます。 

それどころか、目の前にいる志の輔さんが

いつの間にか"志の輔さん"ではなくなり、

死神が憑依している・・・ と思ってしまうほどなんです。 

その死神が、客席に迫ってきます。  

 

瞬きするのがもったいなかった。

陳腐な言葉だけれど、すごすぎます、志の輔さん。 

ついさっきまで笑ったと思ったら、

今度は涙が出てきてしまうんですもの。 

今年も、極上の時間を味わわせて頂きました。 

 

 

 

 

ちなみに、志の輔さんが、脱サラして

立川流に入門したのは、29歳の時だったそう。 

私は、あと半年ほどで29歳・・・  

 

なんだか、背筋がシャンとします。 

まだまだ、これから・・・  

 


 

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  @札幌市民ホール