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めぐみ横丁

2013年12月13日(金)

忠 

 

年の瀬も押し迫ってきましたね。 

そろそろ年賀状の準備を始めよう、な~んて思っている頃でしょうか。 

毎年この時期に、テレビや本屋さんでよく目にするのが 忠臣蔵

その世界観を、歌舞伎を通して堪能してきました!

 

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 今年4月に新しくなった歌舞伎座 

 

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屋上は庭園になってます 

 

一歩入るとまるで江戸の世界、高揚感に溢れていました。  

ひと月ごとに演目が変わるんですが、

12月は、赤穂事件を題材とした仮名手本忠臣蔵です。  

全11段、討ち入りまでの様子が描かれています。  

 

春夏秋冬、四季ごとに場面転換していく舞台セット。   

義太夫三味線に合わせて繰り広げられるあの世界。   

 

特に、女形″おかる"を演じる坂東玉三郎さんの佇まいが美しかった。

立ち姿を眺めているだけで惚れ惚れしました。

幕間も含めて4時間半。 

少しおしりが痛くなったけれど、本当にあっという間でした。 

 

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ご飯を食べながら余韻に浸る(?)、の図。  

 

 

そして、時計の針をぐるぐる巻き戻し・・・ 開演2時間前。 

 

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 ココにいました 

 

四十七士のお墓がある、泉岳寺。 

徳川家康に命じられて400年ほど前に建立されたお寺です。   

香煙に包まれた47の墓石には、一基ずつ名前が彫られています。  

訪れる人たちが花を手向け、手を合わせる姿をみて、

今でも多くの方の心の中で生きているんだな、と感じました。   

 

 

あす14日は、忠臣蔵 四十七士討ち入りの日です。  

討ち入りの日は、きょうの札幌のように辺り一面銀世界だったそうで、 

舞台では、橋の上にふんわり積もる雪が見事に表現されていました。 

 

義  誠  節  

 

他人を思いやる心を持って潔くまっすぐ生きたであろう彼らに

静かに想いを馳せることにします。 

 

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長文にお付き合い頂きありがとうございます。