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相棒セレクション 相棒8 #16【再】

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めぐみ横丁

2014年01月24日(金)

 

寒いですね~。  

この言葉、最近、何度口にしたか分かりません。 

先日、ある居酒屋さんで名寄市出身の店主とお話していたら、

「通っていた小学校では、朝、気温が-23℃で1時間、-30℃で2時間、

 登校時間が遅くなったんだ。それが嬉しくて!」 とおっしゃっていました。 

(ちなみに、なぜ-25℃でなかったかは、分からないそう。)    

 

つい猫背になって、ぬくぬくあたたまりたいこの季節、

晴耕雨読に代わって、

晴耕"雪"読、という言葉があってもいいな~、と思ってしまいます。 

そこで、今回は、最近読んだ歴史小説を、2冊ご紹介。 

偶然ですが、どちらも、テーマが似ていたんです。  

 

 

1.jpg

山本兼一さんの 『利休にたずねよ』 

 

時の権力者・秀吉に疎まれ、切腹を命じられた、茶人・千利休。

その運命の日までを描いた作品です。  

最近映画化されたばかりなので、

記憶に新しいという方もいらっしゃるかもしれませんね。 

 

 

2.jpg

葉室麟さんの『蜩ノ記』  

 

濡れ衣を着せられて幽閉され、

さらに10年後の切腹を命じられた、戸田秋谷(しゅうこく)。

その運命の日までを描いた作品です。 

こちらも来年10月に映画が公開される予定です。 

 

 

ぜひみなさんの感性で楽しんで頂きたいので

かなーーりざっくりした説明ですが・・・笑 

 

2つの作品に共通しているのは、

時代の流れや自らの運命に

翻弄されることなく  抗うことなく

静かに受け入れ、丁寧に生活し、その時を迎えるということ。   

そして、周りの人は、この2人にとてつもなく大きな影響を受けて生きているということ。

 

文章から香り立つその佇まい凛とした生き方には、気品・気高さが漂っています。  

  

 

3.jpg

読書のおとも  

 

 

読んでみたい!というという方へ  

 

電車など人の多いところで読むと、うっかり涙が止まらなくなり

周りの人たちがビックリしてしまうの可能性があるので、

静かに、ハンカチを片手に読むことをおすすめします!