now onair

NEXT

めぐみ横丁

2014年02月26日(水)

 

趣味の落語鑑賞、先週も札幌での独演会へ。 

 

100.jpg

2年前に異例の早さで真打昇進  春風亭一之輔さん

 

ほどよい脱力感、ほどよい毒がある語り、

完璧なまでのキャラクターの作り上げ方、おもしろすぎる枕。

おなかがよじれるほど、笑いました。 今も少し思いだし笑い。くく。 

大好きだなぁ。 しみじみ感じたのでありました。 

6月にまた札幌に来てくれるそうで、今から楽しみです ^^ 

 

 

さてさて。

めぐみ横丁では、「お題=漢字1字」をヒントにコラムを執筆しています! 

今回は、水曜どうでしょう・藤村ディレクターからの「中」。

 

*               *               *

 

ふとした瞬間に、よく思い出す光景がある。  

学生時代。社会に出る直前の、最後の中国語の授業。 

担当の高橋先生が、学生およそ40人を前に淡々とこう言った。

「君たちは、千里の馬になって、伯楽を探してください。」 

 

センリノウマ? ハク、ラク? 

すぐに辞書で調べると、 

「千里の馬は常に有れども伯楽は常には有らず」という

中国・韓愈(かんゆ)のことわざに辿りついた。

千里の馬とは、1日に千里も走ることのできる名馬。

伯楽とは、馬の素質の良否をよく見分ける人のことである。 

中国語の授業らしく、こんな言葉で、

社会に出る私たちにエールを送ってくれたのだろう。 

 


「君たちは、千里の馬になって、伯楽を探してください。」  

というこの言葉、最近、オリンピックをみていて思い返した。 

 

フィギュアスケートの羽生選手。 

各種報道によると、

"伯楽"であるコーチのブライアン・オーサーさんから、試合前に、

もっとリラックスして試合に集中するよう告げられたそうだ。 

そして見事金メダルを獲得した19歳の羽生選手は、

試合後のインタビューで、オリンピックの魔物、というけれど

それは"自分自身の中から出てくる"と語った。 

千里の馬が、伯楽と出会い、とともに努力し、自分の弱い部分にも打ち勝ち、

誰も知りえない境地に入ったのであろう。 目頭が熱くなった。 

 

かくいう私は、千里の馬でもなんでもないけれど、 

数年前にもらったこの言葉のバトンを、このブログを通して

春から、夢や希望、不安を抱えながら社会に出るみなさんに渡したいと思う。  

 

 

*               *               *

 

「中」  

 

どの切り口から書くか、テーマはどうするか

想像が膨らみすぎて、とても悩んだお題でした。  

 

そして、次のお題を発表!  ・・・と書きたいところなんですが、

わたくし、今夜から、しばらく常夏の国へ。

海外向け情報番組『恋する北海道』のロケのほか、

現地の雑誌3社のインタビュー(受ける側)やイベント出演を通して、

北海道の魅力をしっかりアピールしてきます。 

 

帰ってきたら、もう少し雪どけが進んで春らしさを感じるのかしら。 

それでは、しばし留守にしますね。 

続きはまた。