2022年08月31日(水)
鉄道150年
JR留萌線の廃止・バス転換が決まりました。
異例の「2段階廃止」です。
JR北海道が「単独では維持困難」とする路線を
発表してからまもなく6年が経ちます。
鉄道を愛する者にとっては廃線はとても寂しく
風光明媚な写真が撮れなくなるのは
それはそれは悲しいこと。
しかし、地元住民もあまり利用しない
100円稼ぐのに2000円以上コストのかかる鉄道を
未来永劫残していくには少々無理もあります。
今年は日本に鉄道が開通してから150年の年。
「都会の稼げる路線で稼いで地方路線の赤字を補填する」
というこれまでのロジックは
コロナを引き金に全国的に大きく変わろうとしています。
平成の終わり石勝線夕張支線の廃止日の夕張駅前。
当時のJR北海道の島田修社長が
報道陣に語ったコメントがとても印象に残っています。
「まもなく元号も変わる。
1線1線ご理解を頂き、前に前に進めてまいりたい」
留萌駅の待合室の片隅に
青い暖簾のかかる立ち喰いそば店があります。
程よい硬さのニシンの甘露煮。
甘じょっぱい汁にのど越しの良い麺。
幾多の旅人を癒したあのニシンそば
もう一度食べに行かなくちゃなぁ。