2020年1月31日(金)放送
人情でぽかぽか~銭湯のススメ
札幌で減少の一途をたどる銭湯を
福田太郎アナが調査しました。
最初にお邪魔したのは、
北区にある『福の湯』です。
中には、番台や木製のロッカー鍵、
マッサージチェアなど昭和レトロがたっぷり!
さらには、常連のお客さんが置きっぱなしにしているお風呂道具もあり、アットホームな空間です。
浴室も解放感抜群です。
ここを取り仕切る小西さんは、
北海道と札幌の公衆浴場組合のトップを務めるすごい人!
小西さんによると銭湯のお湯は量が多く、
熱めの設定にしているところが多いので、
家庭にあるお風呂とは温まり方が違うと語ります。
そして福の湯では、
冬限定でホッカホカのおいしい食べ物を販売。
ボイラーの廃熱を利用して焼いた"焼き芋"です。
400~500℃ある廃熱でしっかり焼くことで甘みが増すそうです。
次にお邪魔したのは、
札幌に現存する最古の銭湯。
手稲区にある『藤の湯』です。
大正8年創業で、
最初は温泉旅館として経営し、
やがて温泉が出なくなり銭湯に切り替えました。
手稲山から流れてくる伏流水を、
薪で沸かしています。
そのお湯は超ストロングスタイル!
熱湯好きの常連さんが多いため、
設定温度は45℃!
この熱いお湯を求める猛者達が足しげく通う
銭湯なんです。
あまりの熱さに悲鳴を上げる福田アナ。
すると見かねた常連さんが
浴槽にお水を注入してくれて、
無事入浴することに成功!人情に心も温まりました。
新時代にも伝えていきたい日本の文化、銭湯。
寒い冬、友達やご家族などと、
ゆっくり湯船に浸かってみてはいかがでしょうか?