2022年11月26日(土)放送
食のチカラ「利尻島のあわび」
「食のチカラ」
今回ご紹介するのは、磯の王様と言われる「あわび」です。
あわびの旬は、寒くなるこの時期なんです。
大野ユリエさんが利尻島を訪ね漁師さんと磯舟に乗って
漁の様子を間近で見たり浜のお母さんたちが作ってくれた料理を
お腹いっぱい食べてきました。
今回お世話になる池亀辰巳(いけがめたつみ)さん34歳。
利尻漁協鬼脇支所の青年部長です。
この日は、操業が無い日だったのですが漁協と役場の協力で
特別に漁の様子を見せて頂くことになりました。
ユリエ「いるかな」
足櫂で舟を操作しながら獲るんです。器用ですね。
目はあわびを捜してるんですね。
池亀さんは、たも網の先に付けた金具を巧みに使って
あわびを岩から剥ぎ取っています。
漁師さんたちは、それぞれ独自の金具を付けているんだそうです。
池亀さん「ブランドの利尻昆布食べて育ったものだから
すごくおいしいと思います。
冬にかけて身が引き締まるっていうのかな磯の香りも強くなるんで
すごくおいしいです」
ここからは、利尻のあわびを使った産地ならではの料理を
利尻漁協鬼脇支所女性部部長の上田さんにご紹介いただきます。
【あわびの刺身】
ホタテ剥き用のへらを使ってあわびの身を殻から外します。
へらがない場合はご家庭にあるナイフで代用してください。
肝を外し、身の表面に付いた汚れなどをきれいに洗い流します。
後は、お好みの厚さに切ります。殻に大葉をひき刺身を乗せて完成です。
【あわびの煮つけ】
食べやすいように味がしみこみやすいようにあわびに切れ込みを入れます。
鍋に水を入れて昆布でだしを取ります。
だし汁の入った鍋を火にかけしょうゆ、酒、みりん、砂糖、
うま味調味料を入れます。
煮立ってきたらあわびを入れ落し蓋をします。
煮すぎないうちに火を止めて出来上がり。