2023年10月14日(土)放送
ネコテンリサーチ 近くの紅葉は?
onちゃんアプリを使って、皆さんがお住まいの地域の季節感を調査しています。
皆さんの貴重なご意見は生放送の一度きりのOAだけではもったいないと思い、
ブログにまとめて記録を残しています。
OAでは尺の都合上、語り切れなかった内容も紹介したいと思います。
今回のテーマは「近くの紅葉は?」
①まだ
②色付きはじめ
③見ごろ
④落葉すすむ
の四択で募集しました!
秋の行楽シーズンとなりました。
秋と言えば紅葉ですが、今年は体感でも色付きが遅いと感じます。
皆さんの街ではどうでしょうか?
今回の集計期間は10/7~10/11。
応募総数は3100件。
皆さんのご協力ありがとうございました!
猛暑の夏、記録的に暖かい9月だったことは紅葉にどれだけ影響しているのか。
気になる結果は、、、
①まだ、そして②色付きはじめだけでどの地域も9割以上を占める結果に。
③見ごろという回答はわずか数%程度ということで、
やはり暑さの影響で紅葉の色づきも遅れているようです。
①まだ 札幌市マギーさん
「あんなに暑かった夏もすっかり終わり、寒くなりましたが木々はまだ青々しています。」
①まだ 帯広市あんぱんまんさん
「週末、岩内仙峡の紅葉まつりでしたが、、、緑だった!」
②色付きはじめ 旭川市たかっしーさん
「まだ「綺麗だなぁ」という色付きではありません。」
と紅葉が遅れていて、イベントに影響が出ている所もあるようです。
道央や道南では①まだという回答が多い一方で、
朝の冷え込みが強い道北や道東は②色付きはじめが増えてきました。
冷え込む日が増えてきたので、これから一気に色付きが進むことを期待しましょう。
紅葉が進むには天気が非常に大切で、主に3つのポイントがあります。
一つ目は「寒暖差が大きいこと」
朝の冷え込みが強くなり、
最低気温が8℃以下になると葉っぱの緑の色素が分解され、
紅葉が始まると言われています。
この時、氷点下になるなど寒すぎると逆に黒ずんできれいに色付きません。
二つ目は「日当たりが良いこと」
直射日光を浴びることで赤の色素が合成されて、より鮮やかになります。
三つめは「適度に湿度があること」
葉っぱが枯れないためにも適度な雨や湿気が必要です。
渓谷やダムの近くに紅葉の名所が多いのはこのためです。
北海道は四季の中でも秋が一番短い気がします。
期間限定のきれいな紅葉を見にお出かけしてみるのはどうでしょうか。
気象予報士 金子竜也