2024年1月27日(土)放送
ネコテンリサーチ この冬の雪かきは大変?
onちゃんアプリを使って、皆さんがお住まいの地域の季節感を調査しています。
皆さんの貴重なご意見は生放送の一度きりのOAだけではもったいないと思い、
ブログにまとめて記録を残しています。
OAでは尺の都合上、語り切れなかった内容も紹介したいと思います。
今回のテーマは「この冬の雪かきは大変?」
①やっていられない
②なんとか頑張っている
③まだ余裕
の三択で募集しました!
今回の集計期間は1/20~1/24。
応募総数は3056件。
皆さんのご協力ありがとうございます!
冬の生活は雪かきを切り離すことはできませんが、
12月、1月と冬本番から2ヵ月ほど経ち、
体力的にも気持ち的にも辛くなってくる頃かと思います。
気になる結果は...
地域差がはっきり出た結果となりました。
道北や道央の方々は①やっていられないを選んだ人が約15%もいました。
②なんとか頑張っている人も60%~70%にも上っています。
①と②を合わせて4人に3人の割合で、
日々の雪かきに大きな負担を感じているようです。
・留萌市 かとれあさん
「もう!雪積もりすぎてわやです!!」
・札幌市 くるくるぱーたくんさん
「今年は楽だと思っていたのに、結局帳尻は合うんですね」
一方、太平洋側や道東は①を選んだ人は5%以下で、
③まだ余裕を選んだ人が70%前後となっています。
おなじ北海道でも雪かき格差がかなり大きいことが改めて分かりました。
・幕別町 ハナさん
「まだまだ十勝の雪は少ないですが、春の重たいドカ雪が心配。」
とまだ油断できないと感じている人もいらっしゃいました。
この冬、これまでに降った雪の量を調べました。
札幌は229㎝ですが、実はまだ平年よりも少ない状況です。
今季は少しずつ雪が降るのではなく、一度にたくさんの雪が降る日が多いので、
雪かきの負担が大きく感じる人が多いのかもしれません。
函館や帯広、北見などは平年と比べて50%~85%と雪が少なくなっていますが、
稚内や留萌、そして室蘭は平年より雪が多くなっています。
特に留萌は平年の約1.4倍の大雪となっているため、
「雪かきはやっていられない!」と思う人が多いのは必然と言えそうです。
雪かきは体への負担が大きく、
特に高齢者にとっては怪我のリスクも十分にあります。
しっかりと準備運動を行って、雪かきによる思わぬ怪我を防ぎましょう。
気象予報士 金子竜也