苫小牧市 岩倉博文前市長が死去 18年にわたり市政を牽引
2025年 4月18日 18:42 掲載
北海道苫小牧市の前市長岩倉博文さんが18日亡くなったことがわかりました。75歳でした。
苫小牧出身で2000年から衆議院議員を1期務めた岩倉博文さん。
岩倉博文さん)
「たくましい町づくり、たくましい苫小牧をこれからつくっていきたいと」。
2006年に前市長の辞任に伴う苫小牧市長選に出馬し初当選しました。市長になって初めての朝食はチョコレートを塗った食パンだったそうです。
岩倉博文さん)
「チョコレートが主食」。
5期18年に渡って財政の健全化などに取り組んできた岩倉氏。「こんにちわ~苫小牧」。
苫小牧市へのカジノを含む統合型リゾートの誘致や道央道の苫小牧中央インターチェンジの整備などを進めてきました。
おととし、出張先の韓国で心室細動による不整脈で倒れ、一時、意識不明に…
岩倉博文さん)
「(Q:体調大丈夫ですか?)大丈夫ですよ、もうちょっとです」。
3カ月後に復帰し、入退院を繰り返しながらも長年課題となっていたJR苫小牧駅前の再開発構想に道筋を付けました。
岩倉博文さん)
「駅前再整備にむけて一歩前進したものと考えております」。
しかし、去年11月肉体的な限界を理由に市長を辞任しました。
岩倉博文さん)
「しっかり支えていただいたそれぞれの皆様のおかげで目標を達成することができました」。
あれから5か月。18日昼前に、苫小牧市役所に岩倉前市長が亡くなったと連絡が入ったといいます。
先月、岩倉さんに会ったという金澤市長は。
苫小牧市 金澤俊市長)
「残念の一言です。ご自身でここまで作られてきた苫小牧という町の行く末をもう少し見ていただきたかった」。