パタゴニア“雇止め”訴訟 原告側「14万円で和解」を発表 パート従業員の復職はならず
2025年 4月18日 23:23 掲載
アウトドアメーカーパタゴニアからいわゆる「雇い止め」されたとしてパート従業員だった女性が復職などを求めていた裁判で、原告側は和解が成立したと発表しました。
札幌地域労組パタゴニアユニオン藤川瑞穂さん)
「和解というのは正直あまり想像していなかった部分なんですけど、こういう形で決着することができて良かったなと思っています」
2019年からパタゴニア札幌北ストアでパート従業員として働いていた藤川瑞穂さんは契約期限の5年直前の4年9カ月で解雇されました。
これが無期契約への転換を逃れるための「雇止め」にあたるとして、パタゴニアの日本支社に復職や賃金の支払いなどを求めて去年6月に札幌地裁に提訴していました。
原告側は会社側が14万円を支払うことで和解が成立したと18日に発表しました。
和解は去年10月に会社側から持ち掛けられ協議を続けてきました。
和解の条件に藤川さんの復職は入っていないということです。