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春の火事が燃え広がりやすい理由 道内で住宅が倉庫が…死亡火災も 火の取り扱い注意

道内では週末、火災が相次いぎました。風が強く空気が乾燥している春は、延焼の可能性が高まり特に注意が必要です。

住宅の窓から立ち上る赤い炎。20日未明、札幌市豊平区豊平3条7丁目のアパートで火事が発生し、この部屋に住んでいるとみられる70代の男性が死亡しました。

また、20日昼すぎには札幌市南区藤野でも火事が発生。けが人はいませんでしたが、工務店の倉庫が全焼しました。

警察によりますと倉庫内での車の溶接作業中、火が建物に燃え移ったということです。
特に注意が必要な春の火事。

これは、風が強く空気が乾燥する春の気候と湿った空気の夏の気候を再現した実験。
それぞれ枯れ草の上にたばこの吸い殻を置き、炎が上がるまでの時間を測定すると・・・。
春の気候ではおよそ3分でしたが、夏の気候ではその3倍のおよそ10分かかりました。春の気候がいかに燃え広がりやすいのかがわかります。

今週から札幌市で始まった「春の火災予防運動」。消防署の職員らが区役所を訪れた人たちに火災への注意を呼びかけました。

札幌市中央消防署 予防課防火推進係 大森一貫係長)
「不注意型の火事が増えたり、季節的には強風・乾燥ということがありますので、いったん火事が発生すると被害が大きくなる傾向があります」

今年は岩手県大船渡市など全国で山火事が相次いでいます。

山登りなどに出かける人が増えるこれからの季節、道内でも十分な注意が必要だといいます。

札幌市中央消防署 予防課防火推進係 大森一貫係長)
「煙草のポイ捨てやゴミ焼などをすると林野火災や野火火災につながる恐れもありますので、やめるようにお願いします。基本的な火災予防の対策をしっかりとっていただくようお願いいたします」

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