異彩と雇用「心が明るくなる」知的障がいのあるアーティスト作品 JR札幌駅に登場
2025年 4月25日 17:25 掲載
JR札幌駅の南口に知的障がいのあるアーティストの作品が登場しました。
道内のアーティストの作品もあります。
JR札幌駅南口のショーウィンドウに登場した作品。
色彩豊かな4点は、すべて、「ヘラルボニー」と契約している障がいのあるアーティストが描いた作品です。
「ヘラルボニー」は国内外の障がいのあるアーティストおよそ240人とライセンス契約を結んでいます。
独創性のある作品を展示するだけでなく、服や照明などさまざまな生活場面に使われるようプロデュース。得られた収益はアーティストに還元しています。
ヘラルボニー伊藤琢磨さん)
「こちらにあるのはメインビジュアルにも使わせていただいている安藤さんという作家さんの作品です」

帯広市の安藤明美さん。知的障がいのあるアーティストで3年前にヘラルボニーと契約しました。札幌の展示のメインは安藤さんの作品です。
Q安藤さんの作品が展示されますが
安藤明美さん)
「うん、いい」
その作品の原画が、こちらの水彩画です。
黄色、緑、赤などいろんな色が組み合わさって線の長さや重なり方が特徴的と評価されています。
ヘラルボニー丹野晋太郎さん)
「心が明るくなるというか、気持ちがどちらかというと明るくなれるような気持ちになる作品。この明るさが非常に安藤さんのキャラクターともあいまって非常に素敵だなと思います」

7年前、居住する障害者支援施設の近くにアートスペースができてから、本格的に絵を描くようになった安藤さん。
はじめはマーカーペンを使っていましたが、去年から水彩画を描きはじめたといいます。
Q安藤さん絵をかくのは好きですか?
安藤明美さん)
「うん」
Q毎日かきますか?
「うん」
Q何枚くらい?
「2つ」
安藤さんをはじめとする障がいのあるアーティストが手がけた作品。
JR札幌駅の南口で来年の4月まで展示されています。