札幌闇バイト窃盗・強盗事件「検索し犯行」懲役6年求刑 弁護側「指示役の道具」執行猶予求める
2025年 4月25日 19:32 掲載
去年10月、札幌市内で起きた「闇バイト」による強盗や窃盗事件。実行役の男の裁判で、検察側は懲役6年を求刑しました。
神奈川県川崎市の建築作業員=鈴木陸被告は、去年10月に札幌市豊平区の住宅に侵入し住人の男性の両手両足を縛るなどして現金3万円を奪ったほか南区の空き家に侵入してブローチなど53点を盗んだ罪に問われています。
札幌地裁の裁判で検察側は「借金にあてる金欲しさに違法な犯罪行為と認識しつつ闇バイトを検索し犯行に及んでいる」「身勝手な動機に酌量の余地はない」などとして鈴木被告に懲役6年を求刑しました。
弁護側は「鈴木被告の行為はいずれも実行犯であるとはいえ、その態様は指示役の道具であった」などとして執行猶予付きの判決を求めています。