川湯温泉 廃業ホテル跡地の建設計画で星野リゾート撤退か「マスタープランに不満」北海道・弟子屈町
2025年 4月26日 18:01 掲載
道東の弟子屈町にある川湯温泉で廃業したホテル跡地にあらたな宿泊施設を建てる計画をめぐり建設を担う星野リゾートが撤退する方針であることが分かりました。
川湯温泉での宿泊施設の建設は環境省が観光客誘致のために始めたプロジェクトの一環で、町が廃ホテルの債務や権利を整理し環境省に土地を寄付。建設事業者は公募で星野リゾートに決まっていました。
しかし、今月星野リゾート側から温泉街の活性化を目指す町の計画=「マスタープラン」の進め方に不満があるとして、宿泊施設の建設から撤退する方針が町の担当者に伝えられたということです。
弟子屈町徳永哲雄町長)
「町民の金を10億以上使っている計画だからできれば考え直してやってくれるのが1番いいが、なかなかそんなことにはならないのではないか」
星野リゾートは取材に対し、「現時点で話せることはない」としています。