JR北海道 運輸局指示受け、保線作業の安全管理で勤務体制など改善策示す 具体的な開始時期は未定
2025年 4月30日 15:56 掲載
JR北海道は保線作業などの不適切な安全管理が繰り返されているとして、北海道運輸局から改善指示が出されたことをうけ、改善策を示しました。
JR北海道は去年11月、砂川駅構内で保線作業員が安全対策を怠り貨物列車と接触しそうになったうえ、報告書を改ざんするなど安全面での不備が相次ぎました。北海道運輸局からは先月、4月30日を期限に改善策の報告を求められていました。報告書では、作業計画を作る時間や作業計画を打ち合わせする時間を確保できる勤務体制をつくる。保線現場での自主点検の項目に、安全ルールが守られているかの確認を追加することなどが盛り込まれています。
JR北海道 島村昭志常務)
「これからどんどん具体化していきたいと思っていますので、(道運輸局には)一定の期間ごとに報告するようなことでやっていきたい」。
一方で改善策の取り組みを始めるには、まだ時間がかかるとして、具体的な開始時期は示されませんでした。