規制委、北電・泊原発3号機を事実上“合格” 北海道知事「審査は最終段階」 地元の反応は?
2025年 4月30日 16:05 掲載
再稼働を目指して審査が長期化していた泊原発3号機ですが30日、原子力規制委委員会が事実上の「合格」を出しました。
原子力規制委員会 山中伸介委員長)
「私も決定していいと考えます。それではその通り決定したいと考えます」。
2012年5月から停止している泊原発。2013年から3号機の再稼働に向けた議論が続けられていましたが、敷地内の断層が活断層かどうかの調査などのため、審査が長引いていました。この泊原発3号機について、30日、原子力規制委員会は再稼働するための新規制基準に適合しているとする審査書案をとりまとめ、事実上の「合格」を出しました。パブリックコメントを経て夏にも正式に「合格」となる見通しです。
原子力規制委員会 山中伸介委員長)
「100%の安全を保証するものではございません。したがって防災についても訓練をして対話をして、そういう繰り返しが必要だと訴えていきたい」。
森唯菜アナウンサー)
「再稼働が大きく近づいたことを受けて、まちの皆さんはどのように受け止めているのでしょうか」。
80代)
「自然災害とかそういう時にはどうなっちゃうのかなっていう」。
60代)
「僕的にはいいと思います。泊原発が止まった時点で一日何億とかかっているはず」。
50代)
「安全を確保したうえで電気代が安くなればというところ」。
一方、再稼働に向けては地元自治体の同意も必要となってきます。
これについて鈴木知事は…
北海道 鈴木知事)
「審査は最終段階に入ったと考えているが、今後パブリックコメントなどもある。予断をもって申し上げる状況にない」。
北電は、建設中の防潮堤が完成した後、2027年の早い時期での泊原発3号機の再稼働を目指しています。