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泊原発3号機 事実上“合格” 焦点は安全維持と地元同意 電気料金値下げは?北電「早期に説明したい」

2012年5月から停止している泊原発。2013年から3号機の再稼働に向けた審査が続けられていました。しかし、敷地内の断層が活断層かどうかを巡り審査は長期化。全国の原発の中で、最も長い審査が行われていました。

原子力規制委員会 山中伸介委員長)
「私も決定していいと考えます。それではその通り決定したいと考えます」。

この泊原発3号機について、30日に原子力規制委員会は再稼働するための新規制基準に適合しているとする審査書案をとりまとめました。事実上の「合格」を出した形です。
今後、パブリックコメントを経て夏にも正式に「合格」となる見通しです。

原子力規制委員会 山中伸介委員長)
「100%の安全を保証するものではございません。したがって防災についても訓練をして対話をして、そういう繰り返しが必要だと訴えていきたい」。

森唯菜アナウンサー)
「再稼働が大きく近づいたことを受けて、まちの皆さんはどのように受け止めているのでしょうか」。
80代)
「自然災害とかそういう時にはどうなっちゃうのかなっていう」。
60代)
「僕的にはいいと思います。泊原発止まった時点で一日何億とかかっているはず」。
50代)
「安全を確保したうえで電気代が安くなればというところ」。

およそ12年にわたる審査の末、事実上の「合格」にたどり着いた北電。齊藤社長は会見で原発の安全運転を強調しました。

北電 齊藤晋社長)
「審査始まって11年以上、非常に長い時間がかかったというのが正直なところ。今後運転に向けて、世界最高水準の安全を維持するために絶えず努力していくことが重要」。

安全対策として進められているのが津波対策です。北電は、泊原発の海側を囲むように、およそ1.2キロに渡る新たな防潮堤の設置工事を行っています。北電は一度、高さ16.5メートルの防潮堤を2014年に完成させましたが原子力規制委員会は、「地盤が液状化する可能性」を指摘。防潮堤が津波対策に不十分である可能性があることから、北電は一度設置した防潮堤を取り壊しました。
新たな防潮堤は地盤を掘り起こして、固い岩盤の上に設置される計画です。最新の津波予測に基づき、高さは19メートルとなります。
完成は2027年3月ごろ。北電は防潮堤の完成後2027年の早い時期の再稼働を目指しています。ただ、再稼働をするには、地元自治体の同意も必要となってきます。これについて鈴木知事は…

北海道 鈴木知事)
「審査は最終段階に入ったと考えているが、今後パブリックコメントなどもある。予断をもって申し上げる状況にない」。
明確な回答は避けました。
北電はこれまで、「電気代の値下げ」には泊原発の再稼働が条件としてきました。今後、電気料金はいつ、どれだけ下がるのでしょうか?

森唯菜アナウンサー)
「値下げ幅のイメージはどのように?」。
齊藤社長)
「みなさまの関心事項なので、できるだけ早いうちになんらかの条件を設けながらご説明したいと思っています」。

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