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不適切な安全管理相次ぐJR北海道 北海道知事に改善策を報告 知事「安全対策を引き続き強力に進めて」

JR北海道は不適切な安全管理が繰り返されているとして、北海道運輸局から安全対策の改善を指示されたことを受け、30日に綿貫社長が鈴木知事に改善策を報告しました。

JR北海道 綿貫泰之社長)
「まずは全道的に緊急的な措置を行い、その安全確保の確認をしっかり行うとともに、事象の検証を行ってまいりました」。

午後に鈴木知事のもとを訪れたJR北海道の綿貫社長。昨年度、不適切な安全管理が相次いだことを受け、改善策を報告しました。
去年11月には、砂川駅構内で保線作業員が安全対策を怠り貨物列車と接触しそうになったうえ、報告書を改ざん。他にも、安全面での不備が相次ぎました。
安全の根幹が揺らぐ事案が続いたことから、先月、北海道運輸局は実行可能な改善策を30日までに報告するようJR北海道に求めていました。

綿貫社長)
「主に請け負い工事、いわゆる外注工事を対象としてチェックを行ってきたため、監査的立場で社員に対するチェックが十分できていなかったという反省があります」。

JR北海道が知事に示した改善策は、このような内容です。
例えば、作業計画をつくる時間や、その計画について打ち合わせの時間を確保できるよう勤務体制をつくること。また、保線現場に見張り役を配置するなどの安全対策を、作業の点検項目に追加すること。今まで、会社としてルールにはしていませんでした。

鈴木知事)
「安全な鉄道の利用というものを大前提として、鉄道を日々ご利用いただいてますので、その点は、ぜひですね、(安全対策を)引き続き強力に進めていただきたい」。

また、JR北海道は去年12月から今年1月にかけて保線関連の社員にアンケートを実施。その結果、昨年度は道内に34か所ある保線管理室のうち10か所が昨年度、安全が不備なまま、線路内に立ち入る違反行為があったことがわかりました。

JR北海道 綿貫泰之社長)
「社員1人1人の安全意識の浸透を、これをしっかり高めていく取り組み。安全をしっかり担保した上で必要な見直しができないかということについては少し時間をいただきながら改善していきたい」。

JR北海道は、改善策の取り組みを始めるにはまだ時間がかかるとして、具体的な開始時期は明らかにしていません。

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