「審査のやり方に問題」規制委“合格”受け 北電・泊原発再稼働反対デモに200人「核のごみ」道内建設も反対
2025年 5月 5日 18:26 掲載
北電の泊原発がすべて停止してから丸13年。札幌では、再稼働などに反対するデモ行進が行われました。
「泊原発を再稼働させない(泊原発を再稼働させない)」。
市民団体主催のデモにはおよそ200人が参加し、大通公園周辺や札幌駅前通りを練り歩きながら、泊原発の再稼働反対やいわゆる「核のごみ」の最終処分場の道内での建設反対を訴えました。泊原発が2012年の5月5日から停止したことから、毎年この日にデモ行進をしています。
泊原発を再稼働させない・核ゴミを持ち込ませない道連絡会 井上敦子事務局長)
「泊原発の審査が規制委に承認されたということで、審査のやり方も問題があると私たちは思っています。十分な審議が尽くされていない」。
泊原発を巡っては、先月30日に国の原子力規制委員会は3号機が新規制基準に適合しているとして事実上の「合格」としました。北電は、2027年の早い時期の再稼働を目指しています。
千歳市のラピダスの本格稼働を見据え経済界を中心に泊原発再稼働を期待する声がある一方、市民団体は敷地内や海底断層に関する審査が十分ではないとして規制委に対して抗議文を提出しています。