栗山英樹さんもエール 元ファイターズ斎藤佑樹さんの「夢」子ども向けの野球場がプレオープン 長沼町
2025年 5月 5日 18:23 掲載
子ども向けの夢の野球場がお披露目です。5日、北海道の長沼町で元ファイターズの斎藤佑樹さんが手掛けた野球場がプレオープンしました。
斎藤佑樹さん)
「5月5日こどもの日にスタートしたいと頑張ってやってきた。なんとか時間も間に合ってよかった」。
ファイターズの元投手、斎藤佑樹さんがプロ野球引退後の目標に掲げていた子ども向けの野球場建設。場所として選んだのは長沼町の「舞鶴スポーツ公園」。利用者がほとんどいなかった野球場の土地を町から借りました。
坂詰怜記者)
「この外野フェンスは斎藤さんが子どもたちに柵越えの感覚を味わってほしいと、こだわって作られたものです。いまそのフェンスに子どもたちがペンキを塗って仕上げが行われています」。
地元のボランティアと一緒におよそ1年かけてグラウンドを整備。フェンスやスコアボードも手作りです。
斎藤佑樹さん)
「このフェンスをオーバーしてホームラン打つっていけそう?」。
参加した小学生)
「いける」
5日のプレオープンには、ファイターズ時代の恩師栗山英樹さんも駆け付け、始球式が行われました。
栗山英樹さん)
「佑樹と現役時代いろんな話をする中で子どもたちが1人でも多く野球好きになってくれたらいいねって話をする中でこんな球場を造ってもらったというのは、こんなにうれしいことはないです」、「この佑樹の想いがまた次の世代につながっていって北海道だけではなくてたくさんグラウンドができたらうれしいなと思ってます」。
5日は、長沼町と奈井江町の少年野球チームが招かれ、初めて試合も行われました。
参加した小学生)
「新しいグラウンドができてよかった」。
「ホーム球場がまた増えた」。
参加した保護者)
「(町が)活性化できていい」。
「町に人が集まってにぎやかになるからとてもいいことだと思います」。
斎藤佑樹さん)
「すごくうれしかった。子どもたちの野球する姿を思い浮かべながらずっと造っていたので実際にこうやって子どもたちが野球場で野球をやってる姿を見るとすごく感慨深いものがあった」。
野球場の名前は「はらっぱスタジアム」。今後、グラウンドに天然芝を張るなど整備を進め、夏ごろの本格オープンを予定しています。
斎藤さんは、公園内に宿泊施設や商業施設の建設も検討していて、子どもたちが楽しめる「ミニボールパーク」を目指したいということです。