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「この桜が一つのシンボル」校庭に立つ百年桜、卒業生が守り…子どもたちや地元の人たちに愛され 苫小牧

北海道・苫小牧市の小学校にある樹齢100年を超えるエゾヤマザクラ。「百年桜」と呼ばれ、子どもたちや地元の人たちに愛されています。

校庭の真ん中に立つ一本のエゾヤマザクラ。今から103年前の大正11年、樽前小学校が開校した年にこの場所に植えられました。地域の人々はこの木を「百年桜」と呼んでいます。

卒業生・鴻野一朗さん)
「いろんな行事があるごとに集合場所になったり、運動会でみんなてで集まったり」。

樽前小学校の卒業生、鴻野一朗さん。仲間と一緒に「百年桜」を守る活動をしています。

卒業生・鴻野一朗さん)
「我々が小学生だったころは、何もしないで自然に咲いていた状況だったんだけど、このままにして置いたらいつか枯れちゃうよねというところで」。

「百年桜」を少しでも長く健康に保つため、鴻野さんたちは5年ほど前から、年に一度の剪定を行っています。同じく樽前小学校を卒業した娘の桃子さんも手伝いにやってきました。

娘・鴻野桃子さん)
「校門のところからみたらすごい綺麗な感じだった。ちょっと最近さみしくなったなという」。

樽前小学校の全校生徒は24人。この日は2つの学年合同で音楽の授業です。

桜が満開となった日に毎年行う行事があります。「百年桜」の下での給食です。

小学生)「きれいです」。
Q桜の下で食べる給食は?
小学生)「一番いい」。

Q自分にとってこの桜は?
小学生)「心?」。

卒業生鴻野一朗さん)
「100年の歴史を刻んできた学校として、この桜が一つのシンボル。なるべくつないでいければとは思っています」。

校庭の真ん中に立つ「百年桜」。地域の人たちに支えられながら、これからも子どもたちを見守り続けます。

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