食品スーパー「ロピア」の道内４店舗目が、札幌市西区の琴似にオープンしました。琴似店ならではの商品も強化するなど、ほかの店との差別化にも取り組んでいます。

本吉智彦記者）
「たくさんの行列ができています。多くの人が開店を待ちわびています」

イトーヨーカドー琴似店があった建物に、８日あさオープンした食品スーパー「ロピア琴似店」。開店前からおよそ７００人もの行列ができました。
神奈川県の精肉店が発祥のロピア。名前は低価格の理想郷を意味するロープライス・ユートピアからとられました。

買い物客）
「大容量で安いのがすごくいいなって」
「家族も多いので、大容量を買って皆で分け合う」

メインターゲットは、食べ盛りの子どもが２人いる４人家族。試食も大盤振る舞いです。

本吉智彦記者）
「試食はぎょうざまるっと１個です。肉汁があふれてきて野菜の甘味も感じます」

ベーコンは大きめにカット、ソーセージは１本まるごとです。
実演販売も豪快です。火がのぼっているのはカツオの藁焼き。店内には買い物をワクワク楽しめる仕掛けが満載です。

買い物客）
「品ぞろえと安さとボリュームとエンタメ感、来るだけで楽しい。飾り付けとかもすごくかわいい色鮮やかで、テーマパークに来たような感じ」

購買意欲をかき立てるため商品を山積みにするなど、陳列にも工夫を凝らしています。

本吉智彦記者）
「琴似店でしか買えないオリジナル商品が、タラのフライが２つのったボリューミーなのり弁。ずっしりと重みがあります」

店ごとに販売する商品を決めることができるロピア。琴似店だけでしか買えない商品もあるんです。

本吉智彦記者）
「全国のロピアでここだけ、ハワイの伝統料理ポキの具材がバイキング形式で買えます」

琴似店が開発したオリジナル総菜も充実しています。

ロピア広報担当）
「アクセスもよく、いろいろなお客さまも来店されると思うので単身者や家族で買いやすいような量の商品を取り揃えています」

琴似店の開店で道内４店舗の展開となったロピア。去年１１月にオープンした道内１号店の屯田店、今年２月にオープンした福住店は道内から撤退したイトーヨーカドーの跡を利用しています。
今後さらに店を増やし、札幌だけでなく道内の主要都市にも出店する方針です。

ロピア広報担当）
「北海道内では５年で２５店舗、売上１０００億円を目指して展開していきます」

支払い方法も進化します。現在は現金のみですが、今月末からスマートフォンのアプリを使ったキャッシュレス決済も始まる予定です。