JR北海道社員 線路点検で1万2千円の手当「スズメ2羽処理」とうその申請 午後の点検せず 内部告発で発覚
2025年 5月 8日 19:03 掲載
JR北海道の保線社員が線路点検の際に野鳥の死がいを処理したとうその申請をし、手当をだまし取ろうとしていたことが分かりました。
JR北海道によりますと、おととし9月8日午前、函館線の白石・厚別間を点検していた保線社員3人が線路上にスズメ2羽の死がいを発見しました。3人は死がいの処理を行いませんでしたが、このうちの1人である作業責任者が処理手当1万2千円を会社に申請したということです。
4日後に別の1人が「作業責任者が不正に申請した」と会社に申告し発覚しました。また3人はおととし9月8日の午後に実施すべき線路点検を行っていなかったということです。
JRは3人を処分し、作業責任者はすでに退職しています。JR北海道は「社内ルール順守の徹底に引き続き取り組む」とコメントしています。