進化する北海道の道の駅 休憩や観光だけじゃない!その魅力を徹底解説!
2025年 5月 9日 16:21 掲載
特オシ!テーマはこちら!「進化する道の駅」です。
ゴールデンウイークで道の駅を利用した方も多いのではないでしょうか。
先月は各地で新規開業とリニューアルアルが続きました
うたしないチロルの湯(リニューアル)4月8日
ふるびらたらこミュージアム(新規開業)4月15日
230ルスツ(リニューアル)4月18日
南ふらの(リニューアル)4月26日
しらぬか恋問館(リニューアル)4月29日
4月15日、後志の古平町にオープンした、道の駅ふるびら「たらこミュージアム」。
道内で生産量トップを誇る町の名産品「タラコ」を全面に押し出しています。
レストランでは様々なタラコグルメを堪能することができます。
豚骨ベースの塩ラーメンにタラコが乗った「たらこ塩ラーメン」はインパクト抜群の一品です。
古平町・成田昭彦町長「また古平に来たい、行ってみたいという道の駅の運営になればいい」
白糠町で4月29日に移転リニューアルオープンした「道の駅しらぬか恋問館」。
フードコートには白糠名産のタコをふんだんに使ったラーメン店など、5つの飲食店が並びます。
高橋海斗記者「新しくできたサウナからは白糠の太平洋を一望できるんです。
外には外気浴のスペースもあってサウナーにとってはたまらない設備となっています」
なぜこんなにリニューアルが増えているのか?
こちらをご覧ください。リニューアル駅の登録時期ですが
うたしない1998年4月17日(27年前)
ルスツ 2002年8月13日(23年前)
南ふらの1993年4月22日(32年前)
しらぬか1993年4月22日(32年前)
全国で「道の駅」というものが初めて登録されたのが1993年4月22日。
初期にできた道の駅はもう30年以上たって老朽化したり、道路状況などが変わって時代に合わなくなってきている。
こうした中、移転リニューアルアルをきっかけに大きく成功した道の駅があります。
「北海道じゃらん」北海道・道の駅ランキング2025で堂々1位に輝いた十勝の音更町「道の駅おとふけ」の魅力と意外な役割についてごらんください。

森唯菜「池田町に本店があるうどん屋さんに始まり、そばに、ラーメン。
まだまだ十勝のおいしいものがそろっていますお昼前ですが人が増えてきましたよこちらは十勝名物の豚丼その奥は洋食屋さんもありますそして最後は十勝のソウルフードのひとつでもあるカレーショップのインデアンです!」
「道の駅おとふけ」は、2022年4月に道東道・音更帯広ICのすぐそばに移転リニューアルオープンしました。
音更町を中心に十勝エリアの魅力を幅広く発信し、3年足らずで来場者が400万人を超え今年初めて北海道じゃらんの道の駅ランキングで1位を獲得しました。

運営会社オカモト 山本さんQどういったところが評価されたと感じますか?「やっぱり飲食店が9つあるというのが、あと直売所は以前の道の駅よりはさらにパワーアップして、そういった部分が評価されているのかなと思います」
去年出店した十勝のカリスマ的な有名店インデアンはこの道の駅限定のメニューを提供し、人気に拍車をかけています

森アナ「いただきまーす!わあ~おいしい!」「とろっとしたコクのあるカレーたまりませんハンバーグふわふわです!最高ですここに来たら絶対頼んでほしいです」
いま、道の駅は観光拠点以外にも様々な役割を持っています。

音更町月居部長「こちらが防災倉庫になります。交通の拠点にある道の駅は地震などの災害が起きた時避難所になることを想定し毛布や食料などを備蓄しています。」
さらに・・・
道の駅おとふけでは2022年の移転リニューアル以来国や自衛隊、警察などと連携し年に1度、大規模災害を想定した防災訓練を行っています。
広い敷地は、救援車両や支援物資の基地として使うことを初めから想定して作られているそうです。
月居部長「音更町や十勝の魅力を発信するだけではなくて、ここに生活する方々の安心安全を発信する道の駅として機能しております」
道の駅は休憩所や観光拠点だけではない防災機能も兼ね備えているんですね。
国土交通省が進めている「道の駅が目指す役割」
災害時の防災拠点 避難場所 救援物資の供給場所 復旧支援の拠点など
そのほか・海外プロモーションの強化・子育て支援やイベントなどで地元の地域センターに
多角化する道の駅ですが実はいま、道の駅の運営は地元の市町村だけはなくNPOや民間企業が「指定管理者」になって運営するケースが増えています。

道の駅指定管理者例・ふるびら・ルスツなどは(株)TAISHI(札幌)
おとふけ・しらぬか(株)オカモト(帯広)
メリット・スピード感がある・サービスやアイデアが豊富
デメリット・指定管理者に「おまかせ」になる場合も・指定管理者が変わるときテナントの入れ替えなどでトラブルも
道の駅おとふけの指定管理者と音更町双方に「自治体と民間の協力で大切なこと」を別々に聞いてみました
指定管理者(株)オカモト山本さん
とにかくコミュニケーションが大事・お客様によろこんでもらえるような案をお互いにたくさん出し合う
音更町月居部長
とにかくコミュニケーションが大事・できるだけ現場でひんぱんに顔を合わせる・課題や目標を常に共有する
今後の道内の道の駅開業予定です。
共和町2027年度新規開業予定
江差町2027年度道の駅「かもめ島」開業予定
新得町2030年3月新規開業予定
魅力的で便利な道の駅が増えるといいですね!以上特オシでした!