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見つけても触らないで!旭川市 指定外来種「アズマヒキガエル」産卵期ねらい捕獲活動「住宅の庭にも…」

ほかの生物に影響を与える外来種。北海道旭川市を中心に生息する「アズマヒキガエル」の産卵期をねらい捕獲活動が行われました。

10日、JR旭川駅裏の川辺で行われた「アズマヒキガエル」の捕獲体験学習会。旭川を中心に石狩川沿いに生息しているアズマヒキガエル。もともと北海道にはいない本州から持ち込まれた「指定外来種」です。

永山友菜記者)
「大きさは私の手の平より大きいくらい」。
奥寺先生)
「こうのそりのそりと」。
永山記者)
「遅い」。

特徴は、カエルとしては国内最大級の大きさ。体長15センチほどの個体もいるそうです。

アズマヒキガエルに詳しい北海道教育大学・奥寺繁准教授)
「地表を歩いているミミズとかカタツムリとか様々な動物を本当に沢山食べるということで被害ということでは、土壌生物が減っているということが言われています」。

身の危険を感じると目の後ろの分泌腺から毒を出します。
日中は草地や林などの落ち葉や土の下にいて、産卵期に入ると水辺に移動します。

アズマヒキガエルに詳しい北海道教育大学・奥寺繁准教授)
「大人になったカエルが生まれた池や水たまりとか河川敷とかに集まってくる」。

一度に産む卵の数はおよそ1万個。ゴールデンウイーク明けから初夏にかけて繁殖するため、旭川市はこの時期に捕獲と学習会を行っています。

カエルを追いかける子供)
「あ、いたいたいたいた!(逃げるカエルを追いかける)すごい!(捕まえてカメラに見せる)」。

捕まえたカエルはこちらも指定外来種の「ツチガエル」。アズマヒキガエルはというと・・・

旭川市環境部環境総務課環境保全係・郷路啓太さん)
「こちらはアズマヒキガエルを防除するための防除ネットになります。産卵しようとしても水辺に入れない。アズマヒキガエルが止まるというものになっています」。

旭川市が設置している防除ネット。市内で捕獲されたアズマヒキガエルの数は、2017年のおよそ2500匹から2022年にはおよそ120匹にまで減少しています。
こうした対策が功を奏しているのか、この日の学習会でもアズマヒキガエルは1匹も捕獲されませんでした。
ただ、アズマヒキガエルは住宅の庭に住みつくことも。見つけても、素手で触ってはいけません。

アズマヒキガエルに詳しい北海道教育大学・奥寺繁准教授)
「軍手などの手袋をして直接触れないように。もし触った場合はそのあと必ず手をしっかりと洗っていただくようにしていただきたいと思います」。

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