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札幌SNS恐喝未遂の女の裁判 夫と共謀、懲役2年執行猶予4年の判決 男性自殺で遺族「判決は甘い」

札幌市内の男性をSNSで脅し、金を払わせようとした罪に問われている金井里佳被告(38)。12日、判決が言い渡されました。

井戸裁判官)
「主文被告人を懲役2年、執行猶予4年に処する」。

被害者の浦川将義さん。おととし5月、28歳で自ら命を絶ちました。
浦川さんと金井被告の夫は、幼稚園からの幼馴染み。浦川さんは亡くなった当時、金井夫婦と一緒に暮らしていました。
起訴状などによりますと金井夫婦はおととし4月から5月までの間、浦川将義さんをSNSで26回にわたって怖がらせ、現金150万円を脅し取ろうとしたとされています。
金井夫婦と浦川さんは、かつて、3人で温泉旅行をする間柄でした。しかし…

金井里佳被告(LINE)
「借りれた証拠ある?」、「見張り付けてもらうかい?」。

浦川さんは金井夫婦から家賃や迷惑料などを要求されていました。さらに暴力団員を名乗る神咲豊という人物からも金の要求が。

神咲豊(X)
「マサ、今月は死にものぐるいで働いて金返せ」。

この神咲豊、じつは金井被告がなりすましていた架空の人物。金井被告は神咲の正体を知らない夫に対しても、神咲になりすまして「浦川さんに金を支払わせろ」と指示を出していました。

浦川さんの母親)
「かなりの金額を要求されて支払わないといけない状況に追い込まれた」、「(派遣会社に)何社も登録して寝ないで仕事に行っていた」。

浦川さんは金井夫婦への支払いのため、複数の派遣会社に登録。毎日休みなく、平均で1日14時間働き続けました。

金井被告と同じ罪に問われた夫の裁判はすでに終了。懲役2年、執行猶予4年の有罪判決が確定しています。
一方、検察に主犯格と指摘された金井被告。これまでの裁判では…

金井里佳被告)
「このような事件を起こしてしまって、今は本当に申し訳ないと思っています」、「もしチャンスがあるならこのまま外の世界で働いてこの事件を胸に生きていきたい」。
反省の言葉を口にする一方、夫との共謀については否認していました。
12日に札幌地裁で行われた金井被告の判決公判。

井戸裁判官)
「被害者を精神的に追い詰める犯行態様は悪い」。

金井被告と夫の共謀については、二人が恐喝について意思の連絡を行っていたとして、共謀が成立すると指摘。一方、金を脅し取ることが未遂に終わったこと、金井被告が罪を認め反省しているなどとして、懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

加藤諒也記者)
「金井被告は、表情を変えずにじっと裁判官の方を見て、判決を聞いていました」。
裁判を傍聴した浦川さんの母親は。

浦川さんの母親)
「やっぱりちょっと(判決が)甘いんじゃないかな」、「(夫と同じ判決の懲役)2年と執行猶予4年というのは、それはないんじゃないかと思いました」、「私たち遺族側としては自分が死ぬまで忘れられないことであるし、人を死に追いやったことはずっと残ることだと思うので、常にそのことは忘れないでほしい」。

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