止まらぬ余波…問題行為で波紋の「花井組」 札幌市発注の公共工事がストップ 契約解除で再入札の可能性も
2025年 5月13日 16:13 掲載

社長による従業員への暴力が発覚した札幌の建設会社「花井組」。市から受注した公共工事がストップしていることが新たにわかりました。
札幌市西区の建設会社「花井組」。社長が従業員の男性をおよそ1時間にわたり暴行する様子が社員寮の防犯カメラの映像に残されていて、波紋を呼んでいます。
本間壮惟記者)
「札幌市豊平区中の島です。看板には下水道管を作る工事を予定と書かれていて、施工者には花井組とあります」
花井組は現在、下水道の新設工事など札幌市から6件の公共工事を受注しています。しかし市によりますと、花井組の関係者から「暴行の映像がインターネットに掲載されたことを受けて、すべての公共工事を取りやめる」と連絡があり、8日以降、作業がストップしているということです。
札幌市は今後の対応について花井組と協議を続けていますが、このまま工事ができない状態が続けば、契約を解除して再入札を行う可能性もあるということです。
花井組はHTBの取材に対し、今後の公共工事の実施についてコメントできないとしていますが、社長による暴行については「被害者とは示談の交渉をしていて、真摯に対応している」と話しています。