ことし２月、ミャンマーの詐欺拠点で見つかった男が、札幌市内のラーメン店で現金を盗んだ罪で起訴され１４日、初公判がありました。裁判は即日結審し、検察は懲役１年６か月を求刑しました。

起訴状などによりますと、札幌市中央区の無職宮下将宏被告３６歳は去年１１月、当時勤務していた札幌市中央区のラーメン店で、お釣りのために冷蔵庫の上に置いていた現金３万４千円を盗んだ罪に問われています。１４日の札幌地裁での初公判で宮下被告は起訴内容を認めました。
検察側は「犯行態様は大胆かつ巧妙で悪質」などと指摘し懲役１年６か月を求刑。一方、弁護側は執行猶予付きの判決を求めました。判決は２１日に言い渡されます。
宮下被告は今年２月にミャンマーの詐欺拠点で見つかっていて警察は詐欺への関与についても捜査を続けています。