“5分短縮”青函トンネル内の最高速度を時速260キロに引き上げ お盆期間中に北海道新幹線
2025年 5月16日 14:52 掲載

北海道新幹線は2025年のお盆期間中に、青函トンネル内での一部列車の最高速度について、現行の時速160キロから260キロに引き上げて運転します。
時速260キロ走行が実施されるのは、貨物列車の運行が少ない8月11日と12日、そして15日から18日までの6日間の、始発から午後3時半ごろまでの上下線15本です。(11日は始発から昼頃までの10本)これにより新函館北斗・東京間は最速3時間52分となり、現行より5分短縮されることになります。トンネル内を新幹線が時速260キロで走行するのは、今年のGWに続き5回目です。
青函トンネル内は、在来線の貨物列車との共用走行区間となっています。新幹線と貨物列車がすれ違う際に新幹線の風圧で貨車のコンテナが倒れる恐れがあることなどから、現在トンネル内では最高速度時速160キロに制限されています。
JR北海道は新幹線札幌延伸時に札幌・東京間を4時間半で結ぶことを目指していて、この目標を実現するために、青函トンネル内の時速260キロ化に向けた取り組みを進めることを事業計画に盛り込んでいます。
また、国土交通省は、新幹線と貨物列車が同じ線路を使う青函トンネル前後の共用走行区間「明かり区間」でも2028年度から260キロ走行を目指す方針を示しています。