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衆院道11区の自民候補は? 地元・十勝にゆかりある3人が名乗り…17日に面接へ

中川郁子氏が不出馬を決めた十勝の道11区。次の衆院選の自民党候補となる支部長の公募が行われ、3人が名乗りをあげました。

自民党道11区支部・喜多龍一選考委員長:「勝てる可能性の高い、より高い候補を選んでいかなければならない」

12日、十勝の幕別町で行われた自民党道11区支部の支部長選考委員会。選考方法に関する話し合いが行われました。11区の支部長は2012年以降、中川郁子氏が務めてきましたが、去年の衆院選で立憲民主党の石川香織氏に敗れて3回連続の小選挙区落選となり、2月、次の衆院選に出馬しない意向を党本部に伝えました。

次の支部長は誰になるのか。十勝にゆかりがあり、十勝在住100人の推薦があるという条件で選考委員会が公募したところ、3人が名乗りをあげました。

上野庸介氏(51)。帯広市議会の議長を務めた上野敏郎氏の息子で、中川郁子氏の秘書となった後、2019年に帯広市議に初当選。現在2期目です。

上野庸介氏:「十勝は農業あるいは宇宙、観光といった多彩な力がある地域。そうした力に磨きをかけて、地方創生を牽引するような地域にしていきたい」

また上野氏は、帯広の幼稚園などを運営し、父親が理事長を務める学校法人の理事としても活動。地元に根ざしている強みがあります。

上野庸介氏:「十勝は国と市町村の連携が非常に政治の場面で重要。地域を知る者がそこを担っていくべきではないか」

道11区はかつて中川王国と呼ばれてきました。

高橋海斗記者リポート:「正面には農林水産大臣だったころの中川一郎さんの写真が大きく飾られています。こちらには自民党から候補者として公認された時の公認証も飾られています」

十勝の広尾町には“北海のヒグマ”と呼ばれ、自民党中川グループを率いた中川一郎元農林水産大臣の記念館があります。息子の昭一氏は、財務大臣や自民党政調会長を務め、死去後は妻の郁子氏が地盤を引き継いできました。

“王国”の系譜を絶やさぬため、今回公募に応じたのは昭一氏の甥にあたる中川紘一氏(34)です。現在は東京の損保会社に勤めています。

中川郁子十勝連合後援会・乾邦廣元幹事長:「中川さんの直系が出るとなると、また復活につながるのかなというのは、私の腹の中ではちょっと気持ちが明るくなった」

中川郁子氏の後援会で幹事長を務めた乾邦廣さんは“中川王国”復活への期待を口にします。

中川郁子十勝連合後援会・乾邦廣元幹事長:「一郎氏が作ってくれた基礎。昭一氏もやってくれた、中川郁子元議員もやったと思うんです。それに引き続き紘一氏も十勝の基幹産業をぐっと盛り上げて、日本一の穀倉地帯を引き継いでほしい」

中川紘一氏はテレビカメラでの取材には応じなかったものの、公募への意気込みについて「日本が再成長するためにあらゆる産業の自立性を高める。魅力的な十勝をつくり、民間投資を呼び込む」とコメントしています。

竹花祐一氏:「日本のために十勝の力を使って、皆さんと一緒に日本のために豊かにしていきたいと思う」

スーツに革靴で畑の中を走るのは、札幌出身の竹花祐一氏(49)。金融機関で十勝の農業支援などに関わった経験から今回の公募に応じ、この日はあいさつのため大樹町の農家などを回りました。

竹花祐一氏:「生産者の底上げを通して、十勝の皆さんの力とこの大地を借りて、次世代の農業者が国をリードしていける政策を行っていきたい」

道11区の自民党公認候補は誰になるのか。選考委員会は17日に3人の面接を行い、その結果を踏まえて党本部への推薦を行う方針です。

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