盲導犬と共に学ぶ、視覚障害者への温かい接客 札幌のデパートで講習会
2025年 5月19日 17:46 掲載
札幌のデパートで視覚障害がある人や盲導犬を連れた人の接客を学ぶ従業員向け講習会が開かれました。
「ムネール、OK!」
目隠しをして盲導犬と歩くのは、大丸札幌店の従業員です。
今月14日、視覚障害のある人が来店した時の接客について講習会が行われました。講師を務めたのは、盲導犬の「ムネール」と「ホトリ」です。
参加した従業員およそ10人が目隠しをした状態で「ムネール」や「ホトリ」と店内を歩いたり、手引きをしながら売られている商品を案内するなど、実際の接客で必要とされる姿勢を学びました。
訓練に参加した大丸札幌店外商部 新宅裕美さん)
「(盲導犬に)引っ張って行ってもらっているが、最初に自分が指示を出さなきゃいけない。見えてない、(道が)わからないのに。そんな心境でお店に来てくださるのは相当勇気が必要だし、それなりの受け皿があるところじゃないと出かけるのはとっても怖いと思いました」。
北海道盲導犬協会 西川依子指導員)
「盲導犬ってこんなに力強く誘導してくれるんだな、とか知っていただけたかなと思います。同じお買い物をしていただくお客様ですので、自然に楽しくお買い物をしていただけるようなスタッフさんとのやり取りだといいかなと思います」。