“闇バイト”実行役の男に懲役4年6カ月の判決 住宅侵入 住人の両手両足を縛り…現金奪うなどの罪 札幌地裁
2025年 5月20日 18:33 掲載
去年10月、札幌市内で起きた「闇バイト」による強盗や窃盗事件で、札幌地裁は実行役の男に対し、懲役4年6カ月の判決を言い渡しました。
神奈川県川崎市の建築作業員、鈴木陸被告は去年10月、札幌市豊平区の住宅に侵入し住人の男性の両手両足を縛るなどして現金3万円を奪ったほか、南区の空き家に侵入してブローチなど53点を盗んだ罪に問われています。
須藤真之介記者)
「鈴木被告は判決が読み上げられた際、表情を変えることなく冷静に判決を聞いていました」
20日、札幌地裁の渡邉史朗裁判官は、「被害者が受けた精神的苦痛は決して軽くない」、「犯罪行為もいとわない意思でいずれも実行役を請け負って積極的に闇バイトに応募し3件もの犯行を繰り返した」、「被告人の意思決定や行動は非常に芳しくない」などとして、検察側の求刑6年に対して、鈴木被告に懲役4年6カ月の実刑判決を言い渡しました。