「想定超える経営環境の悪化」函館市電、31年ぶり値上げへ 大人40円、子供20円Up 電気料金・資材高騰響く
2025年 5月22日 14:45 掲載

北海道運輸局は19日、12月からの函館市電の運賃値上げを認可したと発表しました。これにより函館市電は、今年12月1日から全区間で大人運賃を40円、子ども運賃を20円値上げします。
通勤定期も値上げしますが、通学定期は値段を据え置くということです。
函館市電が運賃を値上げするのは消費税の増税を除くと31年ぶりです。
市は値上げの理由を、「近年の電気料金や資材価格等の高騰に加え新型コロナウイルスの影響が長期化するなど、想定を超える経営環境の悪化により、令和8年度末に多額の資金不足を生じる見通しとなり、安定的な事業運営のためには、お客様にご負担いただく運賃を見直す必要となったため」としています。
普通旅客運賃(大人)
2kmまで 現行210円 → 改定250円
4kmまで 現行230円 → 改定270円
7kmまで 現行250円 → 改定290円
7km超 現行260円 → 改定300円