【運動会直前】子どもも大人も速くなる!走り方教室でタイム向上の秘訣「走りのプロ」大学講師が教えます
2025年 5月22日 16:07 掲載
札幌市内の多くの小学校では今週末と来週末に運動会が行われます。練習に励む児童たちのために短距離走のプロによる走り方教室が開かれました。
札幌国際大学基盤教育部 安井政樹准教授)
「ピー!バン!タタタタタってそっからポンポンポン、いいね、走り方がちゃんと変わってるよ」。
清田区の小学校で行われた運動会向けの走り方教室。コーチを務めるのは、札幌国際大学でスポーツを教える講師たちです。安井政樹准教授は陸上競技少年団での指導経験もある「走りのプロ」。
札幌国際大学基盤教育部 安井政樹准教授)
「運動が嫌いとかいうお子さんが増えていますけども、そもそも運動会っていうのは本当は楽しいはずで、走り方を通して動く喜びを感じてほしいなって思っています」。
3年前から始まったこの「走り方教室」。教わった子どもたちはほぼすべて100m走のタイムが向上することから、希望する学校は年々増えているということです。
22日は小学5・6年生のおよそ80人がスタートでの姿勢や腕の振り方など走り方のコツを教わりました。
走り方のコツを教わった小学生たち
(Q走り方を教わって走ってみて早くなったなって気がしますか?)
「します!多分!」、「スタートダッシュが大事ということがわかりました」、「走るのが苦手なんですけど楽しくそして速く走れる方法を知れて良かったです」。
コツがつかめれば大人も足が速くなるのでしょうか。
須藤有基記者)
「速く走れるように頑張ります」。
教えてもらうのはHTB政経キャップの須藤記者。日本酒を飲みながらテレビで野球観戦するのが趣味で、運動とは縁のない生活を送っています。走り方を教わる前にまずは50mを全力疾走してみます。
札幌国際大学基盤教育部 安井政樹准教授)
「13秒88でした!」。
須藤記者)
「はぁはぁ」。
全国の小学5年生の平均よりも4秒ほど遅い結果になりました。どうすれば速く走れるのか、早速コツを教えてもらいます。
札幌国際大学基盤教育部 安井政樹准教授)
「短距離の時はかかとをつけずに靴の前半分を使う感じで特に親指の付け根、母趾球っていうんですけどそこを次の足も付くという感じそういう感じで進んでいただくと(良い)」。
この母趾球を意識して走ることが大事だと話す安井准教授。母趾球に力を入れ、膝を曲げずに素早くジャンプをしたりスキップすることでスタート時の瞬発力、そしてゴール前で大きく足を運ぶために必要な力が身につくといいます。
ポイントを抑え何度も練習を重ねた須藤記者。果たして足は速くなったのでしょうか。
(須藤記者走る)
安井准教授)
「今の記録13秒72でした。ちょっと早くなりましたね!練習して疲れているはずなのに早くなったということはコツをつかんだということになると思います」。
須藤記者)
「ありがとうございました。もう何も言えません」。
子どもも大人もコツを意識した走りで自己新記録、狙ってみませんか?