大手ホテルチェーンのアパグループは２１日、札幌駅北口に建設予定の「アパホテル＆リゾート札幌駅前」の客室数を、当初予定の３１８室から５００室に増やすと発表しました。

このホテルは札幌市北区北８条西４丁目に１４階建てでプールや大浴場を備えて建設される計画で、６月末に着工する予定でしたが、隣接地の土地も取得できたことから増室をしたということです。
また北区北６条西６丁目に新たに１６８室（１１階建て）の「アパホテル札幌駅前西」を建設することも明らかにしました。
開業は共に２０２７年春の予定です。
アパグループは「札幌駅周辺は、北海道新幹線による更なる需要も見込み、全国的にも最重要エリアとして注力している」としています。
札幌では、大規模音楽ライブ開催時などのホテル不足が問題となっていて、今年３月には札幌駅徒歩圏内の東区北６条東３丁目に中心部最大規模となる６０５室を備える「札幌ホテルｂｙグランベル」が当初予定を前倒して開業するなど、急増するインバウンド需要や北海道新幹線の札幌延伸も見越したホテルの建設が相次いでいます。