「随意契約」備蓄米販売コメ価格抑制へ 小泉大臣「来月にも2000円台に」札幌市民の受け止めは?
2025年 5月23日 15:58 掲載
小泉農林水産大臣は、早ければ来月の頭に備蓄米の2000円台での店頭販売を目指す考えを明らかにしました。市民はどう受け止めているのでしょうか。
小泉進次郎農水大臣)
「早ければ6月の頭には、棚に2000円台の今回の備蓄米、これが並んでいるっていう姿を実現できるという可能性」。
小泉大臣は2000円台で店頭に並ぶ時期は全国均等ではなく、「早く届けられるところから」としています。その結果として、コメ全体の価格を抑制できるとしています。
競争入札と随意契約政府による備蓄米の売り渡しは、これまでは最も高い価格を提示した業者が落札する「一般競争入札」で行われてきました。小泉大臣は、政府が価格を決められる「随意契約」にする考えです。これまでの落札価格よりも価格を低く設定できれば、コメの価格を下げることにつながります。
高止まりするコメの価格、市民も値下げの実現に期待をしています。
買い物客(30代)
「本当にしててださるんだったら家計の助けにはなるので、すぐに安くしてほしいです」。
買い物客(70代)
「まだちょっと信じられないけど、期待だけ。2500円~2600円だったら、ちょっとすぐ買いに行きます」。
札幌市豊平区のこちらのスーパーでは23日、5キロの「ゆめぴりか」が3985円で販売されていました。店側は、備蓄米だけではなくコメ全体が安くなることを求めています。
キテネ食品館 中塚誠社長)
「備蓄米は安いかもしれないけども、その他の商品が高いままであればあまりその皆さんが安くなったっていう実感を感じないでしょうから、なんとか色々と知恵を使って頑張っていただきたいと思います」。
こうしたなか、小泉大臣は楽天の三木谷会長と備蓄米のネット販売について意見交換しました。三木谷会長は「起爆剤として直接卸してもらって販売していけば一つの突破口になる」と、随意契約に参加する意向を明らかにしました。